1968年生まれ。東京生まれ、東京育ち、東京在住。
20代のころに海外旅行に目覚め、サラリーマンをしながら短期間で少しずつ旅をしてきた記録をまとめている。もちろん、これからも増える予定だ。
最初の旅からもう30年が経った。途中、子育てで中断したり、コロナで中断したり。サラリーマンも年齢が上がると、そうそう長期の有給休暇を取得しにくい状況にもなったりしている。
改めて数えてみたら32カ国。同じ国を何度も行っていることもあり、国数としてはたいしたことない。
最近の雑感
最近のインフレや円安をはじめ世の中の変化は著しく、旅のスタイルもずいぶん変わってきたと感慨深い。インターネットのなかった時代は、なんなら旅に出るとは音信不通になるということだった。フイルムカメラの時代は、写真一枚撮るのも、思いを込めてだった。安宿は到着してから探す、部屋を見せてもらう、シャワーをチェックする、などはルーティーンだった。
今は、空港に到着するとSIMを購入し、自分のスマホでネットにつながる。宿も予約サイトから予約。行き先やレストランもGoogleMapで口コミを読みながら探す。インスタ映えスポットでスマホで写真をとり、なんなら、リアルタイムにSNSにアップする。
地域によっては、有名な観光地はオーバーツーリズムとかで、事前の予約がないと入れない。これも、世界中からオンラインで予約ができるようになったことの功罪だといえよう。
極端な話、ストリートビューで実際に行かなくても、行きたい街の街歩きができてしまう。
いかに、インターネットが世界を狭くしたか。世界を均質化しているか。旅の目的、カタチが変化していくのは当然のことなのだろう。