余った台北への片道航空券を消化するために、年末に短期の台湾旅行を計画した。例によって食べ歩きである。茶芸を習い、小籠包をたらふく食べ、足裏マッサージをした。高級中華の店に行ったり、千と千尋の神隠しの舞台と言われる九份を散策したり。1日3回しかお腹がすかないのが、もったいない。
旅程
2001年 | 日程 | 宿泊 |
---|---|---|
27DEC | NRT 0930 ✈ 1225 TPE SQ987 茶芸、小籠包、足裏マッサージ | 台北 |
28DEC | 淡水、故宮博物院、高級中華 | 台北 |
29DEC | 九份、基隆、士林夜市 | 台北 |
30DEC | ショッピング、ベジタリアン中華に挑戦 | 台北 |
31DEC | TPE 1350 ✈ 1745 NRT EG204 | 帰国 |
両替レート:1NT$ = 3.86円
day1. 台北へ
台北の空港、中正機場でまず両替。今回はグルメ旅なので、多めに5万円を12,955NT$に両替(1NT$=3.86円)した。さっそくバスで台北站へ。いつもの宿に14時くらいに投宿する。

時間が十分にあったので、旅の課題の一つである「茶芸」をやりに行く。「清香齋」という茶館にを訪問。日本の茶道にあたるのだろう、先生が説明しながら、中国のお茶のお点前を教えてくれた。鉄観音の上等なお茶で、ちゃんと丁寧に淹れると、一回分の茶葉で5煎目くらいまで楽しめる。味や香りが徐々に変わっていくのが楽しめた。590NT$。

次の課題は「小籠包」をお腹いっぱい食べることだ。あたりをつけておいたお店で、小籠包、小籠湯包、エビ蒸餃子、ザーサイ豚肉細切麺をいただいた。小籠包は絶品でたっぷり食べることができて、大満足。薄い皮にたっぷりの熱々スープが包まれている。ビールも飲んで740NT$。3000円を下回るなんて、なんて幸せなんだろう。
初日の最後は足裏マッサージの店にいった。「美楽健康中心」という日本人がオーナーのお店だったので、日本人のお客さんが多い。激痛だった。もう二度といかない。帰り道でも足が痛くてつらい。姫はお気に入りだった様子だが。600NT$ x2。
day2. 淡水
今日は淡水の方へ行く。朝食はホテルのすぐそばで、蒸餃子と酸辣湯をいただくが、やはり美味しい。
さて、MRTで淡水へ。商店街はあるが、寒くていまいち盛り上がりに欠ける。エビ巻きなる、細い春巻きを揚げたものを買い食いしたり。次第に屋台が開いてきて、盛り上がってくる。海辺の街なのでシーフードが種類、量ともに多い。


点心の店に入り、カニと、点心をいただくが、カニはもちろん、腸粉や、叉焼パイや、ニラ餃子、鶏の手の辛い煮物など、なんでも美味しい。
お腹がいっぱいになったので、故宮博物院へ。前回も来たけど、何回行ってもいいだろう。

写真は、一番有名な、豚の角煮と白菜。実物を見ると案外小さいので、よくがっかりと言われるが、僕は結構好きだ。天然石の削り出しなんだぜ?他の展示物を含め、何回来ても全く飽きないすばらしい博物館だと思う。
士林でお茶をして、ホテルに戻る。天仁という茶王の本店に行き、お茶をいくつか購入した。


夕食は、超高級中華料理の店へ。中華のフルコース。ふかひれスープ、豆腐と魚のあんかけ、車エビの蒸し料理、アワビのオイスターソース、干し貝柱と冬瓜の煮物、おこわとスープ、グレープフルーツと暖かいピーナツソース。中華ではあるが、薬膳という感じでもある。さすがに美味しい。2人で2,981NT$(≒11,500円)。
day3. 九份
今日は早起きして九份に遠征。自強号という特急で瑞芳へ、バスを乗り継ぎ九份に到着。階段と坂が多い街で、ジブリの「千と千尋の神隠し」の舞台ともいわれる。

せっせと買い食いをする。甘栗が売られていて、日本にある天津甘栗の小さいのではなくて、普通の大きいサイズの栗。でも、味は甘栗で美味しい。ひとしきり観光して、基隆に移動して昼食とした。

基隆では、るるぶに載っていたお店で、水餃子、酸辣湯、きゅうりの酢のものと、豚耳をいただいた。水餃子は皮の厚めのもっちりとしたタイプ。酸辣湯は当たりはずれが大きいが、ここは美味しかった(150NT$)。
食後に港を散歩していたら、焼き芋屋があり、購入した。客家の焼き芋を思い出す。ねっとりと黄色く、甘い。美味しい。

台北に戻り、ぶらぶら。夕食は台南料理の店にいってみた。度小月という有名なお店。坦仔麺、牡蠣のニンニクソース、空心菜、タケノコなど、410NT$。

お腹いっぱいで、ご機嫌で士林夜市へ突撃。山のように買い食い三昧。里芋ドーナツ20NT$、ソーセージ香草乗せ35NT$、かき氷50、コーヒー60、骨付き鶏のから揚げ40NT$などなど。
コンビニでビールとジュース58NT$を購入してホテルに戻った。
day4. 食べ歩き

朝食は、ホテルの下の通りで、牛肉麺。「要辣=やおらー」にしてもらったら、がっつり辛くてとても美味しい。牛肉ゴロゴロ、スープは美味い。しかも、1食100NT$。

なかなかお腹がすかなかったが、昼食に廻転飲茶という店にはいってみた。要するに、回転ずしの飲茶版。くるくると点心が回ってくる。しかし、味の方はイマイチ。不味くはないというレベルで、台湾に来てまで食べるものではなかった。イベントとしては楽しかったけど。

夕食は、変わった感じで、ベジタリアンの中華料理の店に行った。一種のヌーベルシノワーズで、肉、魚を使わない中華料理のフルコースの高級店。上の写真の肉っぽいのも肉じゃない。揚げた豆腐のペッパーステーキ。後半に肉まんが出てきたけど、肉じゃない。
どうやってるんだ?と不思議だし、すごい技だとは思う。肉、魚なしで、この味を作るのはすごい技術だ、とは思うけど、素直に肉、魚の方が美味しいし、満足度も高い。さっぱりとして、胃にやさしいという感じはした。
帰りは士林夜市で買い物をし、コンビニでビールとおやつを買ってホテルに戻る。今日も美味しかった。
day5. 帰国
朝食はホテルの下の蒸し餃子と酸辣湯。いつも美味しい。もっと買い食いしたいが、午前中は店が開かないので、仕方なく、空港へ。
空港では、昼食にピータン豆腐とビール、鶏肉のっけごはんをいただく。
気になっていたブラックパールミルクティーを買って飲んでみる。ストローが太くて、黒いもちもちした面白い触感。(後日追記:後のタピオカミルクティーである)。
総括
1日3回しかお腹が空かないのが、もったいない。まだまだ、食べたかったもの多数あり。いいぞ、台湾。
両替レート:1NT$ = 3.86円
1. 宿泊費 17,000円
ホテルは台北の定宿である、全家歓賓館(CHUAN CHIA HUAN HOTEL)に投宿。1泊1,100NT$、4泊で4,400NT$。
2. 移動と観光費 6,200円
27DEC | AirportBus 空港→台北站 110NT$ x2 MRT (20 +20 ) x2 = 80NT$ |
28DEC | MRT to 淡水 50NT$ x2 MRT to 士林 40NT$ x2 Bus to 故宮博物院 15NT$ x2 x2(往復) 故宮博物院 入場料 100NT$ x2 MRT to 台北 25NT$ x2 |
29DEC | 鉄道 台北→瑞芳 乗車券 38NT$ 自強号 42NT$ x2 = 160NT$ Bus to 九份 19NT$ x2 Bus to 基隆 40NT$ x2 鉄道 基隆→台北 41NT$ x2 MRT 20NT$ x2 |
30DEC | MRT to 台北→忠孝→西門→中山→夜市→台北 200NT$ |
31DEC | AirportBus 空港→中正機場 110NT$ x2 |
3. 食費 34,500円
グルメ旅行だったので割と食べた。ただ、台北に関しては、屋台とかで安くても美味しいし、高級店でももちろん美味しいし、値段と満足度の相関は小さい。
27DEC | 茶芸@清香齋:お茶とミルクプリン 590NT$ 夕食:小籠包、小籠湯包、エビ蒸餃子、ザーサイ豚細切麺、Beer x2 740NT$ Coffee、Tea 60NT$ コンビニ:牛乳、水、お菓子、ビール 86NT$ |
28DEC | 朝食:蒸餃子、酸辣湯 105NT$ 買い食い:エビ巻き 15NT$ 昼食:飲茶(カニ、腸粉、叉焼パイ、ニラ餃子、鶏の手の辛い煮物等) 500NT$ 夕食:高級中華フルコース 2981NT$ |
29DEC | 朝食:駅弁 60NT$ 買い食い@九份:まんじゅう20、栗50 昼食@基隆:水餃子、酸辣湯、豚耳、きゅうり 150元 夕食@度小月:台南料理 410NT$ 屋台食べ歩き:いろいろ 205NT$ コンビニ:ビール、ジュース 58NT$ |
30DEC | 朝食:牛肉麺 100NT$ x2 昼食@廻転飲茶 418NT$ 夕食@Vegi中華 1716NT$ コンビニ:ビール、パパイヤ牛乳、お菓子 109NT$ |
31DEC | 朝食:蒸餃子、酸辣湯 105NT$ 昼食@空港:ピータン豆腐、Beer、鶏のっけごはん 270NT$ ブラックパールミルクティー 70NT$ |