コ・パンガン、すなわちパンガン島といえば、タイの島の中でももっとも退廃的な島で、不良外人が集まり、満月の夜ともなれば、フルムーンパーティーが催され、それは良からぬキノコやら葉っぱやらお薬が存分に楽しめる。そういうイメージは、もうだいぶ前の話。
今は、ちょっとナチュラルなこじんまりしたビーチリゾートだ。記事中では不良外人と記しているが、きっと不良ではないかもしれない元気な欧米系の若者が集まってくる島であることは今も変わらない。
旅程
2006年 | 日程 | 宿泊地 |
---|---|---|
29APR | 1825 NRT ✈ 2305 BKK UA837 | カオサン(バンコク)泊 |
30APR | 夜行バスでスラタニへ | 車中泊 |
01MAY | 船を乗り継いで、パンガン島へ | パンガン島泊 |
02MAY | 終日フリー | パンガン島泊 |
03MAY | 終日フリー | パンガン島泊 |
04MAY | サムイ島まで船で移動し、飛行機でバンコクに戻る。 1245 USM ✈ 1400 BKK PG134 | カオサン(バンコク)泊 |
05MAY | アユタヤ観光、夜はパッポン夜市を観光。 深夜、空港へ。 | ドンムアン空港泊 |
06MAY | 0650 BKK ✈ 1500 NRT UA852 |
Day 1 成田からカオサンまで
BKKのドンムアン空港に到着したのは23時30分。手持ちのバーツがあったので、両替はあとにして、Air Portバスに向かう。A2路線で100Bでカオサン近くまで到着できる。記憶とは異なりA2路線は川沿いのバンランプーを通るようになっていた。寺の裏の方に宿をとるつもりだったので、そこで降りればよかった。
到着後、まず、近くの店で水とライターを購入、16B。
25時10分に、カオサンの寺の裏のMy House G.H.に投宿。Fan+水シャワー+ダブルルームで350B。シングルは満室だった。
出発時は風邪気味だったので、南国のネットリした湿度のある空気が喉に良さそう。暑い。
Day 2 夜行バスでパンガン島に向かう

朝食はSoup Noodle 70B、マンゴーシェイク40B。
割と体調が良くなったのと、カオサンでやることもないので、今夜の夜行バスでパンガン島に向かうことにする。旅行会社でVIPバス&Boatのジョイントチケットを500Bで手配。A/Cの効いたバスは寒いかもしれないのでサロンを1枚180Bで購入した。

ねっとりまとわりつく空気がBeerを欲する。体調もよいかも、というわけで昼食はBeerと空芯菜炒め(パックブンファイディーン)=140B。

路上で、焼きバナナ=5Bもいただいた。
午後はのんびり。日本から持ってきた文庫を一冊読了。買い物でもするかと外出し、タイマッサージ1時間180B。タイは結構な回数来ているけど、マッサージは初めてやってみた。腰が痛いというと重点的にやってくれてかなり良くなった。と思いきや、最後の前屈でビキっと痛い。A/C効いているし時間あったし、満足である。

来るたびに、賑やかに、巨大になっていくカオサンの夕方の風景。
18時集合でバスに乗車。23時ごろ途中の休憩で軽く夕食をとった(カオパット、Cokeで70B)。VIPバスなのに、暑い。A/Cの効きが悪すぎる。
Day 3 パンガン島

午前5時、スラタニに到着。タイの南方面行きはだいたいここで乗り換えになる。不良外人たちが乗り換えバスを待ってたむろっている。僕もその1人。
次第に明るくなってきた。だいたい遠い順に乗り換えのバスが迎えに来る。パンガン、サムイは最後で7時半頃になった。待ち疲れた。

不良外人たちを乗せた船、11時15分ころにサムイ島に到着し、さらにそこから、1時間でパンガン島に到着した。
途中で、軽くサンドイッチ=50Bを腹に入れておく。
パンガン島についても船着き場とビーチエリアは反対側なので、そこからサムローでHaad Rinへ(30B)。時計は13時になっていた。


Lonely Planetには詳細な地図がなく、しばらくさまよう。ビーチ沿いのバンガローをGETした。A/C、HotShowerで1泊800B、なんならファミリーで4人泊れそうな立派な部屋。デポジットで500B払った。

汗だくなので、とりあえずビール!Beer x2 =120B、パッタイ=70Bで190B。来たばっかりだけど、帰りの交通手段を手配しようかと旅行会社を見に行った。やっぱり夜行バスはしんどいので、帰りは掟破りの飛行機にしよう。
- サムイ島→バンコク 国内線 3,850B
- パンガン島→サムイ島 船 120B
合計、3970B。怠慢である。
A/Cの効いた部屋に戻って、だらだら読書。気がついたら暗くなっていた。A/C快適すぎ。

夕食を食べに出る。Seafoodsは思ったより少ない。全体的に客が少ないからか。バラクーダを食べることにした。パンガン島は完全に白人ナイズされていて、タイの感じは全くないね。

バラクーダ、Beer、Riceで310B+40B(Tip)。美味しかった。Thaiスタイルじゃないけど、贅沢、ぜいたく。
今日はビーチには入らなかったけど、ビーチは案の定トップレスがいっぱい。しかし全然そそらない。帰り道にビーチサンダルを買った(70B)。お酒とRed Bullとライターも補充、133B。
Day 4 パンガン島

10時起床、よく寝た。A/C偉い!ビーチでゴロゴロ。しっかり日焼け止め(アネッサ)を塗り塗り。ミネラルウォーター20Bなど。宿代を800B支払う。
暑い、汗が塩になる。ビーチは水はあたたかく、白い砂は美しい。トップレスばっか白人の楽園。僕はThai Foodsばっかり。でも、昔に行ったサムイ島に比べれば楽しいかも、なにせ人がいる。

お昼に食べた春雨サラダ(ヤムウンセン)。あとご飯とビール。150Bくらいだっただろうか。

14時から18時まで、部屋でお昼寝をしたあと、白人がマスターをやっている本格的っぽいタイ料理の店を発見。SARA’S KITCHENという名前。パパイヤサラダ(ソムタム)とトムヤムクンとビールをいただく。良い。

175B + 25B (Tip)。なんでも安いレストランだったらしく、日本人客もいた。
それから、タイマッサージ200Bをやってから、夜のビーチですこし散歩。

Drop In Barでピナコラーダを一杯。140B、やや高いなあ。ファイヤーダンスなどもやっていた。ビーチはゴザがひいてあり、まったりと飲むスタイルのようだけど、フルムーンではないからか、人は少なく寂しい感じ。
Day 5 パンガン島

8時起床。朝食は、Fried Egg、Toast、マンゴーシェイクで115Bと、ややコンチネンタルな感じ。宿代を800B払う。
昼まで読書。ビーチでのんびり。

昼食は、Seafood Special Noodle(上の写真)、Beer、Mango shake with Vodkaで220B。ちょっと飲みすぎた。16時頃までビーチで寝たり、海につかったり。案外幸せね。

ちょっと高級そうなお店で豪華ディナー。魚のレッドカレーかけ、他ビールと、Thai Fantasyとかいうカクテルを頂いて、360B。
まあ、「暇」を満喫しに来たので、食べることと、寝ることとと、暇をつぶすことしか書くことがない。
水を10Bで購入。明日はバンコクに戻る。
Day 6 掟破りの飛行機
8時45分にチェックアウト。デポジットの500Bが戻って来る。

船着き場で、ツナと卵のクレープ(60B)、水(12B)を買って朝食にする。まずは船でサムイ島を目指す。サムイ島ではBig buddha beachに到着。心配するまでもなく、空港行きのソンテウが待っていて50Bで空港へ。

サムイ空港はオープンエアでのんびりしている。チェックインして、PSCを300B支払う。時間があるので空港内のBarでシンハーBeerをいただく(60B)。
飛行機はB717。国内線なのにちゃんんと機内食も出てくる。先発したATRを追い抜いてBKKに到着。数日前と同様、エアポートバス100Bで、カオサンへ。
カオサンは、バス停近くのRainbow G.H.に投宿。Fan、Hot Shower、Singleで250Bだ。荷物を部屋にいれて戸を閉めると、鍵が壊れていて戸が開かなくなるというトラブル発生。スーパーに買い物に行っている間に治してもらった。ひと安心して、シャワーを使う。
やっぱりなにか観光したい気分になってきたので、実はまだ行ったことがないアユタヤに行ってみることにする。One Day TourをLunch付きで500Bで申し込む。
バンコクは何度も来ているけど、アユタヤのほかには、まだ王宮を見たことがない。

G.H.の1階にあるレストランで夕食。Rainbow Restaurant、ここはインド料理が専門らしく、おすすめされたので、それに従ってチキンカレー、ナン、Beerで170B。
やっぱりA/CのないFanだけの部屋は暑い。
Day 7 アユタヤ日帰り

ツアーでアユタヤへ。アユタヤといえば、あまりにも有名なこの写真。

実際は、こんな感じで存在して、まわりを観光客がぐるっと取り囲んで写真をとっている。うまく切り取った写真がいい感じだけど、肉眼でみると、ああ、あれね、これか、、、となる。

しかし、アユタヤはさすが世界遺産になっているだけあって、見応えは十分。

狭い公園のような領域に、たくさんの遺跡や寺院がぎゅっと存在している。ツアーで効率的に回ったけど、ゆっくり滞在するのもいいかも。


アユタヤではランチの時にBeerを60Bで、他に水8Bを購入。
バンコクに戻ってきて


午後、アユタヤからバンコクに戻ったので、市バスでカオサンからSiam Squareへ7B。電車15BでSi Lomへ。パッポンナイトマーケットでショッピングをして、豪華ディナーをいただく。347B。
さらに、贅沢にTaxiでカオサンまで70Bで帰る。メーターだと安いのね。カオサンでマンゴーシェイク30B。
早朝便なので深夜のうちに空港へ移動。エアポートバス100Bでドンムアン空港へ移動した。
Day 8 帰国
ドンムアン空港で仮眠する場所はだいたい決まっている。15時頃成田に帰国。
総括
とくにテーマもなく、無料の特典航空券を使ってタイのビーチでごろごろと暇をもてあそぶ予定だったんだけど、多分性に合わないのか、最後はアユタヤ観光したりなど、動いているほうがいいみたい。
タイの往復航空券がマイレージで無料だったのが大きく、総旅費は44,500円。タイの白い砂浜のビーチコテージでの1週間の旅が5万円以下、なんて安価で素晴らしいんだろう。うち、掟破りの国内線飛行機が12,320円という贅沢つき。
1B=3.2円、1USD=115.2円くらい。安い時に買いだめしておいたUS$のT/Cからの両替。
両替レート:1B=3.2円
1. 航空券 18.3USD + 4,150B = 15,388円
バンコク往復、NRT/BKK//BKK/NRTは、ユナイテッド航空のマイレージプラスの特典航空券で手配。運賃は無料で、手数料だけ18.3USDがかかった。
サムイ→バンコクは、パンガン島の旅行会社で手配。航空券は3,350B、諸税は365B、代理店手数料が135Bのトータル3,850B。サムイ島の空港のPSCが300B。
2. 国内旅費+観光 1,559B = 4,989円
29APR | Airport BUS to カオサン 100B |
30APR | パンガン島行きVIPバス+Boat 500B |
01MAY | HaadRinまでのサムロー 30B |
04MAY | 港までのサムロー 30B サムイ島までのBoat 120B 空港までのソンテウ 50B Airport BUS to カオサン 100B |
05MAY | アユタヤ1日ツアー 500B バンコク市内移動 市バス7B、電車15B、タクシー7B Airport BUS to ドンムアン空港 100B |
3. 宿泊費 3,000B = 9,600円
29-30APR | My House G.H. (カオサン) 350B (FAN、水シャワー、ツイン) |
01-04MAY | パンガン島のバンガロー 800B x3 = 2,400B (A/C、Hot Shower) |
04-05MAY | Rainbow G.H. (カオサン) 250B (FAN、Hot Shower、シングル) |
4. 食費等 4,220B = 13,504円
食費はトータルで3,233B。タイマッサージが2回で、200+180=380B。その他、細々と、合計で4,220B