次男が小学生になったということで、初めての子連れの海外家族旅行にいくことにした。長男は7歳、次男は6歳。飛行機は、子どもたちはすごく小さい時に乗ったことがあるのだが、覚えていないだろう。なので、初飛行機、初海外。パスポートをとるところから。
ボルネオは、自分が行ったことのある中で、特に子どもでも楽しそうで、治安も良く、食事も心配ないということで選択。ホテルは当然、プールつきの高級リゾートホテルを手配した。
目次
旅程
2018年 | 日程 | 宿泊地 |
---|---|---|
29JUL | 前泊 | ホテルマイステイズプレミア成田泊 |
30JUL | NRT 0930 ✈ BKI 1440 MH81 | コタキナバル パシフィックステラホテル泊 |
31JUL | アイランドホッピングツアー サピ島、他 | コタキナバル パシフィックステラホテル泊 |
01AUG | 0715出発 キナバル山+ポーリン温泉 | コタキナバル パシフィックステラホテル泊 |
02AUG | 13:15出発 リバークルーズ | コタキナバル パシフィックステラホテル泊 |
03AUG | BKI 1945 ✈ KUL 2220 MH2647 KUL 2230 ✈ NRT 0740+1 MH88 | 機中泊 |
04AUG | 帰国 |
出発

前泊したので、ホテルで軽く朝食をとり、機内食は日本時間で10時ころ。つまり離陸して水平になってすぐ。マレーシア時間で9時。朝食なのか昼食なのか。
6時間のフライトを無事に乗り切り、ホテルに向かいます。
パシフィック ステラ ホテル
すばらしいホテルだった。ファミリーなので広いスイートで予約したんだけど、チェックインの時から、スイートのお客様は別の場所でチェックインと言われ別室へ。ウェルカムドリンクをいただきながら、別室でゆっくりチェックイン。ちなみに、チェックアウトも別室だった。

部屋は最上階で、キッチンとリビングの部屋、ベッドルーム、バスルームとシャワールームが別にあり、トイレは2つ。バルコニーには椅子とテーブルがあって、リゾートと海を一望できる。自宅より広く、部屋がたくさんある。子どもたちは探検して大興奮。


リビングとベッドルームがこういう感じで、


バスルーム(左奥はシャワールーム)と、バルコニーからの眺望。



ホテルのプールも大満足。子どもはライフジャケットの着用が義務で、そうすると、泳げないじゃん、スイミングいっているのに。
長男に「タオルもらってきて」って頼んだら、プールサイドの係員のところにいて、タオルを指さして「How many?」って聞かれて、ちゃんと「Two!」って答えられたらしい。やるなあ。

ホテルは朝食付きで、一般の朝食ブッフェと、スイート専用のレストランと、どちらも選べる。
7/31 サピ島など

サピ島とマヌカン島を巡るツアー。ホテルのツアーデスクで手配してランチ付き。ちょっと天気が悪く、出発が遅れて9時半の出港。スピードボートは飛ばす飛ばす。波を切り裂き、ドカーンドカーンってかっ飛ばすもんだから、同乗の中国からの旅行客のお嬢さん(10歳くらい)が大泣きで、もっとゆっくり!と怒号が上がっていた。うちの長男も固まっていた。20分くらいでサピ島に到着。
ちょっと雨に降られたけど、上陸してからは大丈夫。一応、このためにシュノーケルセット用意したんだけどね。子どもたちは砂遊びの方が楽しいようで。

その後、マヌカン島に移動して、ランチタイム。

雨のせいもあり、海は透明度という点ではイマイチではあるけど、砂浜と森と、ロケーションと雰囲気はよい。

子どもたちが拾った貝殻など。
Sedco complex

生け簀というより水槽。カラフルな魚や、エビ、貝、シーフードがぎっしり。値段は100グラムで何RMと書いてある。まず、食材を選んで、調理方法はオススメでもいいし、何パターンか提案されるので、その中から選ぶ。我々は子連れなので、辛くないように。長男が卵アレルギーなので、卵は使わない調理法でオーダーした。あとはフライドライスや、野菜料理や、ビールやマンゴージュースやコーラなどは自在に。3回通った。
初回、7月31日の夕食



初回(7月31日夕食)は、アワビとロブスターと、お魚(調理法は清蒸鮮魚、蒸して、油をかけてタレをかける、白身魚の最高に美味い食べ方のひとつ)。
2回目、8月1日の夕食


二回目(8月1日夕食)は、キナバル山からの帰り道、ツアーバスに市内で降ろしてもらい、少し遅い時間だったのだけどここに来た。こんな火を吹くショーをやっていた。お魚は唐揚げの甘酢あんかけ(糖醋脆皮鱼)。これも美味しい。他にはサテのような肉料理を他のお店からとった。お子様がお肉をご所望でしたので(笑)。
二回目に行くと、お店の人はしっかり覚えていてくれて、こっちこっちと手招きされ、席を用意してくれる。
3回目、8月3日の昼食

この日は、帰国する日だったので、市内でおみやげ物を物色したりしていた。ちょっと遅いお昼の時間だけど、やっぱりココに来た。3回目くらいで、もう常連扱いだった。でも、今日が最後、また来たい。

赤い魚を清蒸鮮魚にしてもらう。いつも美味しい。
8/1 キナバル山、ポーリン温泉

朝、7時15分に日本語ガイド付きのツアーバスがお迎えに来て、いくつかのホテルを回って、キナバル山の展望台についたのが10時頃。雲が結構かかっていたけど、しばらくすると雲の上に山頂が見えるようになった。4000m峰で富士山より高い。ただ、高山病さえならなければ登るのは難しくないらしい。走って登る競技があるという。

展望台には、このようなお土産屋?売店?もある。我々は特に買うものもなかったけど、売り子も別にしつこいわけでもなく、欲しいものがあれば買えばいいという感じ。トイレは有料。
キナバル山植物園

ここは、蘭の花の宝庫。あちこちに様々な種類の蘭の花をみることができる。子どもたちにウケがいいのは、食虫植物で有名なウツボカズラ。いろんな種類があって、実際に生えている。
キャノピーウォーク

ポーリン温泉の周囲のジャングルの樹冠層を歩けるような設備がある。熱帯雨林では、ジャングルの地表と、ジャングルの樹冠層では生態系が異なるので、自然観察には必要なものなのだけど、まあ、観光客にとってはアトラクション。地上から最大40mくらい上を歩く。

地表では、こんなものを見つけた。これは、日本にもいるダンゴムシの仲間。捕まって丸まっているところだけど、でかいし、ちょっとカラフル。次男君に持ってもらったけど、相当嫌だったらしい。
こんなダンゴムシがいるのは何となく知っていて、僕が見つけたんだけど、本当は日本語ガイドが見つけるべき代物。植物園もさーっと通ってきたけど、このツアーのガイドならもっと動植物について熱く語るべき。ただの引率者。
ポーリン温泉

時間があれば、水着に着替えてしっかり温泉に入れる場所なんだけど、こちらのツアーでは、足湯だけだった。本当に硫黄の香りのするいい温泉なんだけど。
ラフレシア

僕も初めてみた。本物のラフレシア。世界最大の花であり、寄生植物。ボルネオで運が良いと見られるとは知っていたんだけど、道端に「ラフレシア咲いてます」の看板を発見したときは、「お!」っと思った。ツアーの正規のコンテンツじゃなかったんだけど、参加者、ガイドの意見一致で、立ち寄ることに(当然、別料金)。
もう、これが見れたのがこの旅行のハイライトで間違いなしの大興奮。子どもたちも図鑑でみたことがあるやつとご対面で、よかった。写真の花の右上や左下にある茶色いキャベツというか、昆虫みたいな塊はラフレシアの蕾。他にも転々とあった。

それは、ドリアンだね。自然でリアルに実がぶら下がっているのは僕も始めてみた。市場でだったらよく見るけど。ジャックフルーツならそこら中で実がぶら下がってる。
8/2 リバークルーズ(天狗猿と蛍)

Sungai Kilas Riverという川にある、Klias Wetland Adventuresというスポット。コタキナバルから2時間くらいツアーバスできたところ。テングザルと蛍を見るのが目的なので夕方。
行きのバスの中、日本人ガイドさんが「テングザルみたことありますか?」の質問に、ついつい、手を上げて、15年くらい前にキナバタンガン川で見た、と行ってしまい、ドン引きされた。UncleTanですか?と聞かれ、知っている様子。

こっち側にもこんなにテングザルがいるんだ、と感心するくらいいた。船が結構揺れるので写真を撮るのが難しい。ただ、やっぱ遠くからなので、子どもたちはどれくらい見れただろうか。

一旦、ベースキャンプに戻り夕食。暗くなるのを待ってもう一度、川を船で行く。
蛍が集まる木があるらしい。目が暗さに慣れて、静かに近づいて、数千匹はいるだろう蛍の木々を見ることができた。写真はない。というか撮れない。最近のデジカメやビデオは何かしら光を出すので使用禁止だし。使えたとしても、揺れる船の上からピント合わせて、蛍の光を集められる気がしない。
帰国
帰路、コタキナバルの空港で「帰りたくない・・・」とちょっと泣いた次男君。そう思ってくれてありがとう。連れてきた甲斐があったというものだ。そりゃ、僕だってずっと居たいさ。
KLの乗り換えは深夜だったので、子どもたちは寝ぼけまなこでトランジットを乗りきり、日本行きの飛行機の中もぐっすりだった。
計画と費用
トータルで約60万円。一人あたり15万円といったところ。家族4人でこの値段なら大満足だ。だいたい1RM=28円~30円くらい。(参考:1USD=112円)
1. 航空券とホテル 442,136円
航空券とホテルはセットでExpediaにて予約、購入した。424,092円。他にマレーシア航空で事前座席指定をして7,596円。
ホテルはThe Pacific Sutera HotelのPacific Executive Suite。この部屋がすごかった。チェックインから別の特別なカウンターで、最上階。部屋はいくつあるの?と思うような広々とした空間。ただちょっと古いので、夜に嵐が来たときは、それなりにすきま風が吹いていた。ただ、子どもたちはお気に入り、だって自宅よりずっと広いんだもの。
最終日は、350RM=10,448円のDayUseChargeを支払い、夕方まで部屋を使わせてもらった。ゆっくり快適。
30JUL | NRT 0930 ✈ BKI 1440 MH81 |
03AUG | BKI 1945 ✈ KUL 2220 MH2647 KUL 2230 ✈ NRT 0740+1 MH88 |
2.観光 75,959円
観光は日本語ガイドつきの上等なやつを国内で手配していった。堕落だ。
30JUL | アイランドホッピングツアー、昼食つき。ホテルのツアーデスクて手配。 540RM(大人170RM、子ども100RM)=16,119円 (内訳:高速船は大人13.7RM、子ども9RM) |
01AUG | キナバル公園とポーリン温泉。ホテル送迎、入場料、昼食、日本語ガイドつき。 VELTRAで手配。30,484円。 カメラ持ち込みは5RM。 |
02AUG | マングローブリバークルーズとホタル観賞。ホテル送迎、乗船費、夕食、日本語ガイド。 VELTRAで手配。29,356円。 |
3.食費やタクシー代など 57,799円
夕食は、何度もSedcoComplexのHuaHingRestaurantという水槽がいっぱいるシーフード系中華料理のお店で頂いた。美味しいしやすいし。水槽で泳いでいる魚やエビや貝を選んで、適当にやってもらう。ビールとマンゴージュース、炒飯などをつけてだいたい275RM~300RMくらい。
空港ホテルのタクシーは30RM、町とホテルの往復は10RMくらいだった。
ホテルのチェックアウト時に支払ったホテル内の飲食は498.86RM=13,918円。到着した日の夕食と、8/2のリバークルーズに行く前の昼食。これはクレカで支払った。
到着時に空港で6万円を2010RMに両替したのみで、食費、市内移動、お土産など。
4.国内費用
前泊したホテルマイステイズプレミア成田はスーペリアツインで、13,400円。4人が寝れる部屋ということだったけど、確かに、部屋中にベッドが敷き詰められている。
