投稿者: asaiarito

  • 1994 フィリピン

    1994 フィリピン

     雪の降る成田空港から、ひとっ飛びで南国フィリピンに。 マニラに長期出張になっている同期入社の友達の陣中見舞いを兼ねて飛んできた。 マニラからすぐ近くのビーチリゾートでリゾート三昧。肝心の出張中の友人は仕事が休めず、ビーチには同行できなかった。

     おいしい果物と美しい海。途中で知り合った神戸の看護婦さん(美人) 2人組みといっしょに、1月の海で泳いできた。

    旅程

    1994年旅程宿泊地
    28JANNRT 0955発 ✈ MNL 1330着 PR431便
    エルミタ市内観光
    マニラ泊
    29JANバス:マニラ→バタンガス
    フェリー:バタンガス→プエルトガレラ
    ビーチリゾート
    プエルトガレラ泊
    30JANビーチでリゾート三昧(サバンビーチ)プエルトガレラ泊
    31JANフェリー:プエルトガレラ→バタンガス
    バス:バタンガス→マニラ
    マニラ泊
    01FEBMNL 1525発 ✈ NRT 2020着 PR432便
    マニラ往復は、UICにて購入した格安航空券67,000円

    旅行記

     マニラからバスで約2時間。ミンドロ島への玄関口バタンガスにつく。 そこでフェリーに乗り換えさらに2時間。 ミンドロ島のプエルトガレラの港につく。 プエルトガレラは自然の港で、入り組んだ海岸線をフェリーは分け入って行く。 海はサファイアブルーで透明度抜群。 ビーチは珊瑚の白い砂浜。

     船の中にはプエルトガレラのコテージの客引きがたくさんいるので宿の心配はない。 神戸から来た看護婦さん2人連れと、フィリピン在住の彼女の叔父の一行と出会い、 行動と共にする(というか、案内してもらう)。

     プエルトガレラ港に到着すると、村の子供たちが一斉に泳いで船の周りに集まってくる。 外国人にお金を投げてくれと叫んでいる。外国人が硬貨を投げると、 泳いだり潜ったりして集めている。

     港からは、バンカという動力付きの小船でサバンビーチへ向かった。プエルトガレラには数多くのビーチがある。 サバンビーチはその中でももっとも大きく、にぎやかなビーチであるが、 宿もレストランも多く、便利。コテージは1泊300ペソ(約1200円)で海に面した ロケーション抜群のコテージを借りる。ただし、水シャワー(勢いなし)、ファン付き。 夜9時以降は電気もなし(これは一帯の事情らしい)。

     彼女たちのおかげで旅が1万倍思いで深いものになったといっても過言ではない。 だいたい、なんだって大の男2人でビーチまでやってきたのだろう。 プエルトガレラの食事は西洋化されていて安くておいしい。バタンガスは バスとフェリーの乗り換えで立ち寄っただけ。

     楽しかったビーチと別れを告げ、フェリーとバスを乗り継いでマニラに戻る。 マニラでは、フィリピン料理や、おいしい果物をいただく。

  • 1993 ブラジル

    1993 ブラジル

     卒業旅行と題して、南米はブラジルに行ってきた。 卒論の締め切りが結構遅く、卒業式に間に合わせるため、とれる期間は思いのほか短かった。 場所は、せっかくだからできるだけ遠くに行きたかったので決めた。 初の海外一人旅なので、飛行機、宿ともに日本で手配して行った。

    旅程

    1993年旅程宿泊地
    3/13NRT 1900発 ✈ 0550+1着 SAO RG835便機中泊
    3/14SAO 0900発 ✈ 1145着 BUE  RG940便
    ブエノスアイレス市内観光
    ブエノスアイレス泊
    3/15BUE 0900発 ✈ 1040着 IGR AU066便
    イグアス滝アルゼンチン側の観光
    ブラジル入国
    イグアス泊
    3/16イグアス滝ブラジル側観光
    3国国境
    パラグアイ・プエルトストロエスネル
    イタイプーダム観光
    サンバショー
    イグアス泊
    3/17IGU 1600発 ✈ 1915着 RIO 1915 RG250便
    サンバショー
    リオデジャネイロ泊
    3/18コパカバーナ海岸
    ポン・ジ・アスカール
    コルコバードの丘
    リオデジャネイロ泊
    3/19RIO 0915発 ✈ 1330着 MAO 1330 RG204便
    アマゾン遊覧飛行
    マナウス泊
    3/20ピラニア釣り
    中央市場観光
    マナウス泊
    3/21アマゾンクルーズマナウス泊
    3/22MAO 1430発 ✈ 2040着 RIO RG205便
    RIO 2200着 ✈ 1330+2着 NRT RG836便
    機中泊
    3/23消失
    3/24成田帰国

    編集中

     ブエノスアイレスのフロリダ通り。 成田からいっきに地球の反対側まで飛んできた。 飛行機の中で2回夜明けを迎え、数え切れないほどの機内食を食べた。 牛が人口の3倍いる国は違う。レストランのメニューに平気でステーキ750gとか書いてある。また、それをたいらげる客がいる。

     ジャングルの中にもうもうと水煙を上げるばかでかい滝。 アルゼンチン側では展望台までの橋が数年前に落ちてしまったそうで、 小型ボートで展望台まで行く。これは、なんと滝の上側を走るのである。 水面がすでにRを描いて落ち込んでいるすぐ上を頼りないボートは展望台に向けて走る。 落ちたりしないのかと聞いたら、ベテランの船頭だから大丈夫という。愚問であった。

     イグアスの滝は、単一の滝ではなく、そこら一帯の無数の滝の集合体である。 写真に写っているのも全体の3分の1以下ではないだろうか。

     対岸の左側がアルゼンチン。対岸の右側がパラグアイ。手前がブラジル。 川を右に溯るとパラナ川で、イタイプーダムにつながる。 川を左に溯るとイグアス川で、イグアスの滝にでる。真ん中の川を下ると、ラプラス川に注ぎ、 ブエノスアイレスまで流れている。

     ブラジルから友情の橋を渡り、Duty Free の街 Ciudad del Leste に行く。 日帰りであれば、入出国の手続きは不要。パスポートは要携帯。ブラジルやアルゼンチンからも 大勢の買い物客が来ている。お金はブラジルのクルゼイロがそのまま使えた。

     世界最大の水力発電所である。 ブラジルとパラグアイの国境の川にあり、生産される電力も両国で半分に分けている。 ところが、パラグアイでは電力を使い切れないのでブラジルに売っているという。 すごい送電線がジャングルの中を一直線に走っている。

     リオデジャネイロの海沿いに巨大な岩が突き出ている。 標高390mでリオの街が一望できる。ロープウェイで登ることができる。

     コパカバーナ海岸には、いかにもブラジルといった 布の面積の超小さいビキニが露天で売られている。 もちろん、海岸にはその超小さいビキニに身をほとんど包んでいない娘さんもいるのだ。

     リオで最も有名な、プラタフォルマでサンバのショーを観た。 圧巻である。サンバショーはイグアスでも見ることができ、そちらははるかに規模も小さく、 洗練されてなく、しかし布の面積も小さい。

     リオのこのショーでは、各国の客が次々にステージに呼ばれ、 僕もお約束の上を向いて歩こうで場をいっそう盛り上げた(と思う)。

     アマゾン川は広い。川向こうに見えるのは、最初の中州で、対岸はずーっとずーっと向こうである。

     マナウスでは、アマゾンのネグロ河とソリモンエス河が合流するところである。 ネグロ河は流れがゆっくりで、そのため堆積した植物から色素が抽出され(お茶と同じ)、 まるでコーラのような色をしている黒い河だ。 対して、ソリモンエス河は流れが早く、土砂を運んでいるので灰色をしている。 合流地点では、速度や比重の違いから何キロも混ざらずにくっきりと別れたまま流れ続けている。

     市場でぶらぶらしていたら、ピラニアを釣りに行こうと、客引きに誘われた。 船にのり、小さな支流に入り込む。 餌は牛肉の塊。頑丈な針に肉塊をつけ、水中に落として静かに待たない。 竿で水面をバシャバシャかき回すと、動物が落ちたと思ってピラニアがよってくる。 一度釣れだすと、入れ食い状態。 針からピラニアをはずすときは緊張する。

     日帰りのアマゾンクルーズに参加した。 中州にあるインディオの村やジャングル歩き、オニバスの自生地を見てまわる。 オニバスのすぐ横には野生のワニが寝ていた。

     このツアーは日系ブラジル人の方と知り合いになり、家に呼ばれたり、市内を案内してもらったりした。 ポルトガル語の単語がビシバシ混じる日本語が心にしみる。 コーラのように黒いゆったりとしたネグロ河に夕陽が落ちる。 夕陽の赤い色がいっそう黒い川面に反射して美しい。

     ブラジルを旅行してる最中、シュラスコ三昧の肉の攻撃に参っていたのだが、 マナウスでは魚が豊富に食べられる。 試しに、世界最大の淡水魚ピラルクーを食してみたが、涙がでるほどおいしかった。